Googleの強力なモデルをコマンドラインから操れる「Gemini CLI」。その可能性をさらに広げるのが、Anthropicが提唱し、現在急速に普及しているMCP(Model Context Protocol)です。
MCPを導入することで、Geminiにローカルファイル、データベース、外部APIとの連携機能をシームレスに追加できます。本記事では、Gemini CLIにおけるMCPサーバーの追加と削除の手順を分かりやすく解説します。
1. Gemini CLIでのMCP設定の基本
Gemini CLI(および多くのMCP対応クライアント)では、基本的に設定ファイル(JSON形式)を編集することでMCPサーバーを管理します。
通常、設定ファイルは以下のパスに配置されています(環境により異なる場合があります)。
- Linux/macOS:
~/.config/gemini-cli/mcp_config.json - Windows:
%APPDATA%\gemini-cli\mcp_config.json
2. MCPサーバーを追加する方法
新しいツールをGeminiに追加するには、設定ファイルの mcpServers セクションにサーバー情報を追記します。
手順
- 設定ファイルをエディタで開きます。
mcpServers内に、サーバー名と実行コマンド(command)、引数(args)を記述します。
設定例(SQLite連携サーバーを追加する場合):
{
"mcpServers": {
"sqlite": {
"command": "uvx",
"args": ["mcp-server-sqlite", "--db-path", "/path/to/your/database.db"]
}
}
}- ファイルを保存し、Gemini CLIを再起動(または再接続)すると、新しいツールが認識されます。
3. MCPサーバーを削除する方法
不要になったサーバーを削除する、あるいは一時的に無効化する方法は2つあります。
A. 完全に削除する
設定ファイルから、該当するサーバーのブロックを削除するだけです。
- JSONのカンマ(
,)の整合性に注意して削除してください。
B. 一時的に無効化する
将来的にまた使う可能性がある場合は、サーバー名の先頭にアンダースコア(_)を付けるか、設定からコメントアウト(JSONは標準でコメント非対応のため、キー名を変えるのが一般的)することで、読み込みをスキップさせることができます。
4. 自作MCPでさらに自由に
既存のサーバーだけでなく、自分のワークフローに合わせたサーバーを自作することも可能です。自作のクライアントやサーバーの構築方法については、以下の過去記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
- MCPクライアントの作成方法はこちら: MCPクライアント作成ガイド
- MCPサーバーの作成方法はこちら: MCPサーバー構築手順
5. おすすめのMCPサーバーまとめサイト
「どんなサーバーがあるのか探したい」という方には、以下のコミュニティサイトやリポジトリが非常に役立ちます。
- Smithery: MCPサーバーのカタログサイト。インストールコマンドも掲載されており、非常に使いやすいです。
- MCP Get: 多様なMCPサーバーがカテゴリ別にまとめられています。
- Modelcontextprotocol/servers (GitHub): 公式に近いリポジトリで、Google DriveやSlack、PostgreSQLなどの標準的な実装が公開されています。
Tips: 開発者ツールだけでなく、最近では「天気予報」や「Google Search」と連携するMCPも増えています。自分のデスクトップ環境をAIに「理解」させるための第一歩として、まずはファイル検索ツールなどから導入してみるのがおすすめです。
まとめ
Gemini CLIとMCPを組み合わせることで、AIは単なるチャット相手から「実務をこなすエージェント」へと進化します。設定ファイルの編集は非常にシンプルですので、ぜひお気に入りのサーバーを見つけて、自分専用の最強CLI環境を構築してみてください!

コメント