WSLで使える主なLinuxディストリビューションと追加方法まとめ

この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

WSL(Windows Subsystem for Linux)は、Windows上でLinux環境を手軽に利用できる便利な機能です。本記事では、WSLで利用できる主なLinuxディストリビューションの紹介と、新たにディストリビューションを追加する方法をわかりやすく解説します。

WSLで利用できる主なLinuxディストリビューション

WSLでは、公式にサポートされている多くのLinuxディストリビューションが利用可能です。主なものは以下の通りです。

  • Ubuntu:最も人気のあるディストリビューションの一つ。LTS版や最新版など複数のバージョンが選択可能。
  • Debian:安定性重視のディストリビューション。軽量でシンプルな構成が特徴。
  • Kali Linux:セキュリティテストやペネトレーションテストに特化したディストリビューション。
  • openSUSE:Leap(安定版)とTumbleweed(ロールリリース版)の2種類があり、幅広い用途に対応。
  • Oracle Linux:企業向けの安定性・信頼性を重視したディストリビューション。
  • SUSE Linux Enterprise Server:企業向けの本格的なサーバー用途に最適。

これらの他にも、Microsoft Storeや公式サイトから追加のディストリビューションをインストールできます。

ディストリビューションの追加方法

WSLに新しいLinuxディストリビューションを2追加する手順は非常に簡単です。以下にその方法をまとめます。

インストール可能なディストリビューションを確認

PowerShellやコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行すると、インストール可能なディストリビューションの一覧が表示されます。

wsl --list --online

または短縮形で

wsl -l -o

ディストリビューションをインストール

インストールしたいディストリビューション名を指定して、以下のコマンドを実行します。

wsl --install -d <ディストリビューション名>

例:Debianをインストールする場合

wsl --install -d Debian

インストール済みディストリビューションの一覧を確認

インストール済みのディストリビューションは以下のコマンドで確認できます。

wsl --list

または

wsl -l

ディストリビューションを起動

インストールしたディストリビューションを起動するには、以下のコマンドを使用します。

wsl -d <ディストリビューション名>

例:Ubuntuを起動する場合

wsl -d Ubuntu

カスタムディストリビューションの追加(TARファイルからインポート)

公式配布のTARファイルがあれば、任意のディストリビューションを追加することも可能です。

wsl --import <新しいディストリビューション名> <インストール先フォルダ> <TARファイルパス>

例:

wsl --import custom-ubuntu C:\wsl\custom-ubuntu C:\wsl\ubuntu.tar

ディストリビューションの削除

不要になったディストリビューションは以下のコマンドで削除できます。

wsl --unregister <ディストリビューション名>

まとめ

WSLを使えば、Windows上でUbuntuやDebianなど多様なLinuxディストリビューションを手軽に利用できます。インストールや追加もコマンド一つで簡単に行えるため、開発や学習、サーバー運用など幅広い用途に最適です。ぜひこの機会に、お気に入りのディストリビューションを試してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました