WSLのアップデート方法とバージョン確認方法まとめ

この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

Windows Subsystem for Linux(WSL)は、Windows上でLinux環境を手軽に利用できる強力なツールです。本記事では、WSLのアップデート方法やバージョン確認方法について、初心者にも分かりやすく解説します。

WSLのバージョンを確認する方法

WSLには「WSL1」と「WSL2」の2つのバージョンがあり、ディストリビューションごとにバージョンを設定できます。現在利用中のバージョンやインストール済みディストリビューションの一覧は、以下のコマンドで確認できます。

wsl -l -v

このコマンドを実行すると、各ディストリビューションのバージョン(VERSION列)が表示されます。例えば、UbuntuやDebianがWSL2で動作しているかどうかを一目で確認できます2

また、WSL自体のバージョン(ビルド番号など詳細情報)を知りたい場合は、以下のコマンドを使用します。

wsl --version

このコマンドでは、WSLのバージョンやカーネルバージョン、WSLgのバージョンなど、より詳細な情報が表示されます。

WSLをアップデートする方法

WSLは定期的にアップデートされており、新機能の追加や不具合修正が行われています。WSLを最新バージョンにアップデートするには、管理者権限でPowerShellまたはコマンドプロンプトを開き、次のコマンドを実行します。

wsl --update

実行すると、「更新プログラムを確認しています」と表示され、最新バージョンへのアップデートが自動的に行われます8

ディストリビューションごとのWSLバージョン変更方法

特定のディストリビューションだけWSL1またはWSL2に切り替えたい場合は、以下のコマンドを利用します。

wsl --set-version <ディストリ名> <バージョン番号>

例:DebianをWSL1に変更したい場合

wsl --set-version Debian 1

この後、再度 wsl -l -v でバージョンが切り替わっているか確認しましょう。

WSLの構成情報や状態の確認

WSLの設定や状態を確認したい場合は、以下のコマンドも便利です。

wsl --status

既定のディストリビューションやバージョンなど、基本的な構成情報が表示されます8

まとめ

  • WSLのバージョン確認は wsl -l -v、詳細は wsl --version
  • アップデートは wsl --update で簡単に実行可能
  • ディストリごとのバージョン変更は wsl --set-version
  • 状態や構成確認は wsl --status

これらのコマンドを活用することで、WSLの管理やアップデートがスムーズに行えます。WSLのバージョン管理や最新化を行い、快適なLinux環境をWindows上で活用しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました