【WSL】バージョン確認とアップデート方法まとめ|WSL2切り替えや更新エラー対処も解説

この記事は約4分で読めます。

Windows上でLinux環境を動かす WSL(Windows Subsystem for Linux) は、開発において欠かせないツールです。

「自分が使っているのはWSL1?それともWSL2?」 「WSLを最新版にアップデートしたいのにエラーが出る」

本記事では、WSLのバージョン確認方法から最新版へのアップデート手順、WSL1/WSL2の切り替え方法、よくあるトラブル対処法まで一通り解説します。

1. WSLのバージョン確認方法

WSLのバージョン確認には、「インストールされているディストリビューションごとのバージョン確認」 と 「WSL本体のバージョン確認」 の2種類があります。

PowerShellまたはコマンドプロンプトを開いて確認してください。

① ディストリビューションごとのバージョン確認(WSL1かWSL2か)

現在入っているLinux(Ubuntuなど)がWSL1とWSL2のどちらで動いているかを確認します。

wsl -l -v

または

wsl --list --verbose

【実行結果の例】

  NAME      STATE           VERSION
* Ubuntu    Running         2
  Debian    Stopped         1

VERSION 列に 2 と表示されていればWSL2、1 であればWSL1で動作しています。

② WSL本体・カーネルのバージョン確認

WSL自体の詳細ビルド番号やLinuxカーネルのバージョンを確認します。

wsl --version

【実行結果の例】

WSL バージョン: 2.3.24.0
カーネル バージョン: 5.15.153.1-2
WSLg バージョン: 1.0.65

注意:wsl --version がエラー(無効なオプション)になる場合 古いWindows環境や初期のWSL(ストア版ではないカーネル)を使用している場合、このコマンドが認識されないことがあります。その場合は、後述の wsl --update を実行してストア版WSLに更新してください。

2. WSLを最新版にアップデートする方法

WSLは定期的にバグ修正や新機能(WSLgのUI改善、メモリ管理の強化など)が追加されています。最新状態に保つことをおすすめします。

基本のアップデート手順

PowerShellを管理者権限で開き、以下のコマンドを実行します。

wsl --update

実行すると「更新プログラムを確認しています…」と表示され、自動的にダウンロードとインストールが行われます。

アップデート後の確認と再起動

アップデートを完全に反映させるため、一度WSLをシャットダウンして再起動します。

wsl --shutdown

その後、再度 wsl や wsl -l -v で起動すれば最新環境で動作します。

3. WSL1からWSL2へバージョンを変更(切り替え)する方法

既存のディストリビューションをWSL1からパフォーマンスの高いWSL2へ切り替えたい場合は、以下のコマンドを使用します。

特定のディストリビューションをWSL2にする

wsl --set-version <ディストリビューション名> 2

【実行例(UbuntuをWSL2に変更する場合)】

wsl --set-version Ubuntu 2

※変換には数分〜十分程度かかる場合があります。完了後、wsl -l -v で VERSION が 2 に変わったことを確認してください。

今後インストールするディストリビューションを標準でWSL2にする

wsl --set-default-version 2

4. よくあるトラブルと対処法

① wsl --update でエラーが出る・進まない

  • 原因:Windows Updateの設定で「他のMicrosoft製品の更新プログラム」がオフになっているか、ストア版パッケージのダウンロードに失敗しています。
  • 対処法:
    1. Windowsの「設定」>「Windows Update」>「詳細オプション」を開く。
    2. 「Microsoft 製品の更新プログラムを受け取る」をオンにする。
    3. 再度 PowerShell(管理者)で wsl --update を実行する。
    4. それでもダメな場合は wsl --update --web-download を実行し、GitHub/Webから直接最新インストーラーを取得する。

② WSL2への変更時に「仮想マシン プラットフォーム」エラーが出る

  • 原因:Windowsの仮想化機能が無効になっている可能性があります。
  • 対処法: PowerShell(管理者)で以下を実行し、PCを再起動してください。
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart

5. WSLの状態や構成情報を確認する(wsl --status)

現在の既定(デフォルト)設定や更新状態をサクッと確認したいときは、以下のコマンドが便利です。

wsl --status

デフォルトのディストリビューション名や、自動更新の設定状態が一目で把握できます。

まとめ

  • バージョン確認:wsl -l -v(WSL1/2の確認) / wsl --version(詳細情報)
  • 最新版へ更新:wsl --update(管理者権限で実行)
  • WSL2への切り替え:wsl --set-version <ディストリ名> 2
  • トラブル時:wsl --shutdown で一度完全停止してみる

定期的に wsl --update を行い、快適で安全なLinux開発環境を維持しましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました