お子さんのサッカーの試合を観戦していて、審判が緑色のカードを高く掲げるのを見たことはありませんか?
レッドカードやイエローカードは「罰則」としてよく知られていますが、実はジュニアサッカー(U-12以下)には、子どもたちのポジティブな行動を褒め称えるための「グリーンカード」という特別な制度があります。
今回は、このグリーンカードの意味や提示される基準、そして私たち親ができるサポートについてご紹介します!
グリーンカードには「RESPECT」の文字!
グリーンカードは、反則に対する警告や退場とは真逆の「今のプレー、素晴らしいね!」「フェアな行動だったよ!」という称賛を表すカードです。
実はこのカード、実物をよく見てみると、上部に黒字で「RESPECT 大切に思うこと」と書かれているんです。

日本サッカー協会(JFA)が推進する「リスペクトプロジェクト」の一環として導入されており、単なるご褒美ではなく「ルール、対戦相手、審判、そしてサッカーという競技そのものを大切に思う気持ち(=リスペクト)」を育むという深い意味が込められているのです。
豆知識:審判ライセンスを取るともらえる!?(追加購入も安い!)
ジュニアサッカーに関わっていると、チームのお手伝いで「4級審判員」の資格を取るパパさん・ママさんも多いですよね。
実は、JFAの審判ライセンスを取得すると、審判証やイエロー・レッドカードと一緒に、この「グリーンカード」もセットで支給されます。
「無くしちゃったらどうしよう…」と心配になるかもしれませんが、ご安心ください。なんと、JFAストアで、2枚目からは110円で購入可能なんです!
つまり、審判資格を取れば誰でも実物を手にすることができるんです!JFAがすべての審判員に対して「子どもたちの良いところを積極的に見つけて褒めましょう」というメッセージを伝えていることが、この配布キットからもよくわかります。
どんな時にもらえるの?(提示の基準)
グリーンカードは、わざわざプレーを止めて出すことはありません。ボールが外に出るなど、プレーが中断したタイミングで対象の選手に向けて提示されます。
主に以下のような「フェアプレー」や「思いやり」にあたる行動が対象となります。
- ケガをした選手への配慮: 倒れてしまった相手チームの選手に手を差し伸べたり、心配して声をかけたりする行動。
- 意図しないファウルの際の謝罪: わざとではないファウルをしてしまった後、すぐに相手に謝ったり握手を求めたりする姿勢。
- 自己申告: スローインやコーナーキックなどでボールがラインを割った際、「自分が出してしまった」と正直に申告する行動。
- 味方への制止: 熱くなって問題行動を起こしそうなチームメイトを落ち着かせ、なだめる行動。
試合を通じてチーム全体がポジティブな態度でプレーした場合、試合終了時に「チーム全体」に対して出されることもあります。
親ができる3つのサポート
グリーンカードの理念を子どもたちの成長に繋げるためには、ピッチ外にいる保護者のサポートが欠かせません。
- 結果だけでなく「過程」や「行動」を褒める 試合後、「今日は勝ったね」という結果だけでなく、「相手を気遣えていたね」「正直に自己申告できたね」と、グリーンカードに値するような行動を具体的に言葉にして褒めてあげましょう。
- 保護者自身がリスペクトの手本になる 子どもは一番近くにいる大人の背中を見ています。相手チームの素晴らしいプレーに拍手を送る、対戦相手の保護者と気持ちよく挨拶を交わすなど、親自身がフェアプレー精神を体現することが最高の教育になります。
- 審判の判定を尊重する(ネガティブなヤジを飛ばさない) ジュニアの審判は、時に子どもたちのコーチであり育成を担う存在です(もしかすると、同じようにライセンスを取った他チームのお父さんかもしれません)。納得のいかない判定があったとしても、ピッチの外から不満をぶつけるのは避けましょう。
まとめ
グリーンカードは、子どもたちがサッカーの技術だけでなく、人として大切な「思いやり」や「誠実さ」を身につけるための素晴らしい仕組みです。
次に試合を観戦する際は、ぜひボールの行方やゴールだけでなく、子どもたちのちょっとした優しさやフェアプレーにも目を向けて、たくさん褒めてあげてくださいね!

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