Rust(ラスト)は「安全性・速度・並行性」を兼ね備えた、今最も勢いのあるプログラミング言語の一つです。しかし、所有権やライフタイムといった独自の概念があるため、学習には良質な書籍が欠かせません。
本記事では、Amazonで購入できるRustの学習本の中から、特に評価が高く、初心者にも分かりやすいものを厳選して10冊ご紹介します。
1. 入門者向け:まずはこの1冊から
① 手を動かして考えればよくわかる 高効率言語 Rust 書きかた・作りかた
- 著者: クジラ飛行机
- 特徴: 難しい理論よりも、まずは「動くものを作る」ことにフォーカスした1冊。ブラウザ上で動くWebAssemblyや、簡単なコマンドラインツールの作成を通じて、楽しく学習を進められます。
- おすすめの人: プログラミング経験があり、Rustにまず触れてみたい人。

② 実践Rustプログラミング入門 第2版
- 著者: 初田 直也 他
- 特徴: 2025年10月に改訂版が出たばかりの最新トレンドを反映した本です。通称「歯車本」。環境構築から基本構文、さらには実務で役立つライブラリの使い方まで網羅しています。
- おすすめの人: 体系的に、かつ最新の環境で学びたい入門者。

③ 動かして学ぶ!Rust入門
- 著者: 斉藤 賢爾
- 特徴: 概念図が豊富で、Rustの難解な仕組み(所有権など)を視覚的に理解できるよう工夫されています。
- おすすめの人: 文字だけの解説だと挫折しそうな人。

2. 中級者向け:言語の深淵を理解する
④ プログラミングRust 第2版
- 著者: Jim Blandy 他(オライリー・ジャパン)
- 特徴: 通称「カニ本」。Rustのバイブル的存在です。言語仕様の隅々まで詳細に解説されており、リファレンスとしても非常に優秀です。
- おすすめの人: Rustの仕組みを徹底的に深く理解したいエンジニア。

⑤ 詳解Rustプログラミング
- 著者: Tim McNamara
- 特徴: システムプログラミングの視点からRustを解説。メモリ管理やCPUの動作など、低レイヤに近い部分でのRustの強みを学べます。
- おすすめの人: C/C++経験者や、システム開発に興味がある人。

⑥ コンセプトから理解するRust
- 著者: 原 旅人
- 特徴: なぜRustにその機能が必要なのか?という「設計思想」を重視した解説が特徴。納得しながら読み進めることができます。
- おすすめの人: 表面的な書き方だけでなく、本質を理解したい人。

3. 実践・応用向け:現場で使うための技術
⑦ RustによるWebアプリケーション開発 設計からリリース・運用まで
- 著者: 豊田 優貴 他
- 特徴: Rustを使って実際にプロダクトを作る際の実践的なノウハウが詰まっています。APIサーバーの構築、DB接続、テスト、デプロイまでをカバー。
- おすすめの人: Rustでバックエンド開発をしたい人。

⑧ Effective Rust ―Rustコードを改善し、エコシステムを最大限に活用するための35項目
- 著者: David Drysdale
- 特徴: 「どう書くか」ではなく「どう書くのが正解か(イディオマティックか)」を説く本。より効率的で安全なコードを書くための具体的なTipsが満載です。
- おすすめの人: 基本は習得したが、より洗練されたコードを書きたい人。

⑨ バックエンドエンジニアを目指す人のためのRust
- 著者: 安東 一慈 他
- 特徴: 2024年末に発売された比較的新しい本で、Web開発におけるRustの立ち位置やライブラリ選定に詳しく触れています。
- おすすめの人: 他言語からRustへ転向を考えているWebエンジニア。

⑩ 基礎から学ぶ 組込みRust
- 著者: 中林 智之、井田 健太
- 特徴: Rustの強力な型システムを組込み開発にどう活かすかを解説。ハードウェアに近い制御を安全に行う方法が学べます。
- おすすめの人: IoTや組込みシステムにRustを導入したい人。

まとめ:あなたにぴったりの1冊は?
- 完全初心者なら: 『手を動かして考えればよくわかる 高効率言語 Rust 書きかた・作りかた』
- しっかり基礎を固めるなら: 『実践Rustプログラミング入門 第2版』
- プロとして極めるなら: 『プログラミングRust 第2版』
Rustの学習は最初こそ険しい(学習曲線が急)と言われますが、一度身につければLinuxカーネルの開発や、Pythonの高速化(PyO3など)など、非常に幅広い分野で活躍できるようになります。
ぜひ、自分に合った1冊をAmazonでチェックして、Rustの世界へ踏み出してみてください!

コメント