ZTEの「nubia Flip2」をワイモバイル経由で修理に出したところ、再び信じがたい対応の連続に遭遇しました。
2025年3月1日に購入したこの端末は、わずか数か月の間に2回の故障・修理を経験。
修理そのものはすべて無償対応でしたが、品質・耐久性・サポート体制のどれもが非常に不安を残す結果でした。
購入から2か月後、メイン画面のタッチ操作が一切反応しなくなるトラブルが発生。
修理は無償対応で、機能自体は回復しました。
しかし返却時には、「剥がすと補償対象外」と明記された液晶保護フィルムの一部が剥がされているという問題が発生。
修理完了を名乗るにはあまりに杜撰な状態で、メーカーへの信頼感が一気に揺らぎました。
その後、正常に動作していたのも束の間。
今度は 画面がまったく映らない致命的な不具合 が発生しました。
再びワイモバイル店舗を通じて修理を依頼しましたが、この2回目もまた長く煩雑な結果になります。
再度ワイモバイル店舗へ持ち込み。
「前回の保護フィルムの件が再発しないように」と丁寧に伝えたうえで修理を依頼しました。
「修理完了しました」との連絡を受け、18:00に来店予約。
しかし、16:00時点で“修理内容に不備があった”との連絡を受けます。
確認すると、またもや液晶保護フィルムに問題がある状態。
さらに、「メーカー(ZTE)に直接問い合わせてください」と案内され、
メーカー対応をユーザー側へ丸投げする姿勢にあ然。これを拒否しました。
結果として、当日中の対応はなく、翌日18時半になってようやく連絡が入るなど、対応の遅れが続きました。
こちらから電話で確認を入れると「再修理扱いにしました」との説明。
詳細な内容は伝えられず、非常に不明瞭な進行でした。
しかもこの再修理の連絡はこちらから連絡しており1時間近く会話したので、電話料金はこちら持ちです。
修理完了とのことで受け取りに行くと、
修理箇所自体は確かに直っていました。
しかし――端末の裏面が浮いたまま“修理完了”とされているという驚愕の状態でした。
しかも、さらに驚いたのはその後のスタッフの一言。
「これでも一応使えるので、お持ち帰りになりますか?」
信じられない提案に、思わず絶句。
修理に出した端末が壊れて返ってきたうえ、“使えるなら持って帰れ”と言われるという、ありえない対応でした。
もちろんその場で受け取りを拒否し、「これは修理完了ではなく不完全」と強く主張して再対応を依頼。
スタッフの目視確認で「今度こそ全て修正されています」と報告を受け、引き取りを予約。
長い時間を経てようやく修理完了。
ここまで実に1か月半以上かかるという結果でした。
なお、二度の修理はいずれも無償対応でしたが、連絡遅延や品質問題による精神的な負担は極めて大きいものでした。
ZTEは独自設計や価格性能比の高さなど、ガジェット好きには魅力的なメーカーです。
nubiaシリーズも折りたたみスマホとして価格が手頃で、デザイン性も高評価。
しかし、こうした製品の魅力とは裏腹に、耐久性が低く、サポート品質がそれに見合っていないのが現実。
「おもしろい端末を出すのに、製品の信頼性が追いついていない」──そんな印象を強く受けました。
今回、2回の修理はいずれも 無償修理の範囲内 でした。
ただ、同様の対応品質を考えると、次回も同じように無償で済むとは限りません。
もしZTE端末を購入する場合は、
👉 必ず「機種補償サービス」に加入することを強くおすすめします。
不具合の頻発や修理対応の長期化を考えると、補償なしでは相当なリスクを伴います。
特にワイモバイル経由で購入する場合は、キャリアの補償を活用し、修理費用リスクを最小化するのが賢明です。
ZTEの端末はデザインも発想も魅力的ですが、安心して長期間使えるとは言い難いのが現状です。
購入を考える際は、価格や見た目以上に、「耐久性」「サポート体制」「補償加入」を重視した判断をおすすめします。