Linux sortコマンド徹底まとめ

この記事は約2分で読めます。
スポンサーリンク

Linuxのsortコマンドは、テキストデータを並べ替える際に非常に便利なツールです。この記事では、sortコマンドの基本的な使い方から応用テクニックまで、実例とともにわかりやすく解説します。

sortコマンドとは

sortコマンドは、ファイルや標準入力から受け取ったテキストデータを並べ替えて出力するコマンドです。行単位でソートされるため、ログ解析やデータ処理の自動化など、さまざまな場面で活躍します。

基本的な使い方

sort ファイル名

ファイルの内容を昇順(デフォルト)で並べ替えて表示します。
標準入力からも受け付けます。

cat ファイル名 | sort

主なオプション一覧

オプション内容
-r降順でソートsort -r ファイル名
-n数値としてソートsort -n ファイル名
-k指定した列でソートsort -k 2 ファイル名
-t区切り文字を指定sort -t, -k2 ファイル名
-u重複行を削除sort -u ファイル名
-o出力先ファイルを指定sort -o output.txt ファイル名

実用例

数値で降順ソート

sort -nr ファイル名

数値として解釈し、降順で並べ替えます。

2列目でソート(区切り文字がカンマ)

sort -t, -k2 ファイル名

CSVファイルなどで特定の列を基準に並べ替えたい場合に便利です。

重複行の削除

sort -u ファイル名

同じ行を1つにまとめて出力します。

応用テクニック

複数キーでソート
例:2列目→3列目の順でソート

sort -k2,2 -k3,3 ファイル名

ファイルを直接上書き

sort -k2,2 -k3,3 ファイル名

大文字・小文字を区別しない

sort -f ファイル名

よくあるエラーと対処法

  • 「Permission denied」エラー
    → ファイルの書き込み権限を確認しましょう。
  • 意図しない並び順になる
    → 数値ソート(-n)、区切り文字(-t)の指定漏れをチェック。

まとめ

sortコマンドは、シンプルな使い方から高度なデータ処理まで幅広く対応できる強力なツールです。オプションを組み合わせて使うことで、日々の作業効率が大幅にアップします。まずは基本から試し、徐々に応用テクニックも活用してみてください。

このまとめが、Linuxでのデータ処理やスクリプト作成の参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました