Linuxで最もよく使用される3大テキストエディタ「vi」「gedit」「nano」について、それぞれの特徴と基本的な使い方を解説します。また、その他のおすすめエディタもご紹介します。
vi/vim – 最も歴史のあるエディタ
viはほとんどのLinux環境に標準でインストールされている伝統的なテキストエディタです。現在は「vim」という改良版が広く使われています。
基本的な特徴
- ターミナルベースで動作する軽量エディタ
- 強力なキーバインドとカスタマイズ性
- モード切り替えによる編集方式
viの詳しい使い方については、以下の記事をご参照ください:
https://niyanmemo.com/5297/
gedit – GNOMEデスクトップの標準エディタ
geditはUbuntuなどGNOMEデスクトップ環境の標準エディタとして親しまれています。
基本操作
- メニューバーから直感的に操作可能
- タブ機能で複数ファイルを同時編集
- プラグインによる機能拡張が可能
主な機能
- シンタックスハイライト
- 行番号表示
- 自動インデント
- プラグインによる拡張機能
nano – 初心者に優しいエディタ
nanoは直感的な操作が可能なCUIベースのエディタで、Ubuntuでは2番目によく使われているエディタです。
基本操作
- Ctrl + O: ファイル保存
- Ctrl + X: 終了
- Ctrl + W: 検索
- Ctrl + K: 行の切り取り
- Ctrl + U: 貼り付け
その他のおすすめエディタ
Visual Studio Code
- 豊富な拡張機能
- GUIベース
- AI支援機能搭載
Sublime Text
- 軽量で高速
- 豊富なプラグイン
- クロスプラットフォーム対応
エディタ比較表
エディタ名 | 初心者向け | 玄人向け | 特徴 |
---|---|---|---|
vi/vim | × | ◎ | ターミナルベース、強力なキーバインド、カスタマイズ性 |
gedit | ◎ | △ | GUIベース、シンプルで使いやすい、プラグイン対応 |
nano | ◎ | ○ | 直感的な操作、CUIベース、軽量 |
VS Code | ◎ | ◎ | 豊富な拡張機能、GUIベース、AI支援 |
Sublime Text | ○ | ◎ | 軽量、高速、プラグイン対応 |
まとめ
Linuxのテキストエディタは、用途や経験レベルに応じて最適なものを選択することが重要です。初心者の方は直感的に操作できるgeditやnanoから始めるのがおすすめです。プログラミングを本格的に行う場合は、VS CodeやSublime Textなどの高機能エディタを検討してください。また、Linuxの操作に慣れてきたらviを習得することで、より効率的なテキスト編集が可能になります。自分の作業スタイルに合わせて、最適なエディタを見つけてください。
コメント