オール電化家庭でも食洗機は節約になる? 検証してみた!

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「食洗機は電気代がかかるから、ガス給湯器の家庭の方がお得」

こんなイメージをお持ちではありませんか? 確かに、従来の食洗機はガス給湯器と組み合わせて使う場合が多かったため、電気代がかかるイメージが強かったかもしれません。

しかし、近年ではオール電化住宅も増えており、食洗機も電気で動くものが主流になっています。

そこで今回は、オール電化家庭でも食洗機は本当に節約になるのか? 実際に計算して検証してみました!

きっかけは、オール電化家庭での食洗器の節約効果に関する記事が少ないことに気づいたこと。

多くの記事では、ガス給湯器との比較が中心で、オール電化家庭向けの情報は不足していました。 そこで、オール電化家庭でも食洗機が節約になるのか、検証してみることにしました。

検証方法

今回は、パナソニックの食洗機シミュレーションツール(https://panasonic.jp/dish/simulation.html)を参考に、以下の条件で計算を行いました。

  • 家庭環境: オール電化
  • 電気料金プラン: 関西電力 従量電灯A プラン (20.21円/kWh)
  • 食器洗い頻度: 1日2回 (食器24点、小物16点)
  • 食洗機: パナソニック社 NP-TSK1 (消費電力: 1.5 kWh/回 と仮定)
  • 手洗い: お湯を沸かす場合 (温度上昇20℃)
  • 使用水量: 手洗い51L/回、食洗機8L/回
  • 手洗い洗剤代: 1回あたり2.9円
    ※洗剤を5.7 mL使用(1本315 mL入り164円(税込))  
  • 食洗器洗剤代: 1回あたり4円
    ※食器洗い機専用洗剤を5 g使用する(1箱600 g入り475円(税込))
  • 水道料金:1m³あたり137円※地域によって料金が異なります
  • 下水道使用料:1m³あたり125円※地域によって料金が異なります

計算式

ここでは、実際に計算に使用した式もご紹介しますので、ご自身の環境に合わせて計算してみてください。

【オール電化 手洗い】

  • 電気料金: (使用水量 (L) × 温度上昇 (℃) × 4.18 J/L/℃ ÷ 3,600,000 J/kWh × 20.21円/kWh) × 2回/日 × 365日
  • 水道料金: 137円/m³ × (使用水量 (L) ÷ 1000) × 2回/日 × 365日
  • 下水道使用料: 125円/m³ × (使用水量 (L) ÷ 1000) × 2回/日 × 365日
  • 洗剤代: 2.9円/回 × 2回/日 × 365日
  • 合計: 上記4項目の合計

【オール電化 食洗機】

  • 電気料金: 食洗機の消費電力 (kWh) × 20.21円/kWh × 2回/日 × 365日
  • 水道料金: 137円/m³ × (使用水量 (L) ÷ 1000) × 2回/日 × 365日
  • 下水道使用料: 125円/m³ × (使用水量 (L) ÷ 1000) × 2回/日 × 365日
  • 洗剤代: 4円/回 × 2回/日 × 365日
  • 合計: 上記4項目の合計

計算結果

計算の結果、オール電化の場合でも、食洗機の方が年間で約6,427円も節約できることが分かりました!
※各ご家庭の状況(電気料金プラン等)や地域等によって、違いはありますので、参考情報として考えてください。

  • オール電化 手洗い: 約13,017円/年
  • オール電化 食洗機: 約6,590円/年

節約の理由

食洗機は、手洗いと比べて、

  • 水道料金: 使用水量が大幅に削減できる
  • 電気料金: お湯を沸かす手間が省けるため、電気代が抑えられる
  • 洗剤代: 洗剤の使用量が少なくなる

これらの要素が組み合わさって、年間で大きな節約につながるようです。

今回検証に使用して、パナソニック社製の食洗機 NP-TSK1はこちらから購入できます。

まとめ

オール電化家庭でも、食洗機は水道料金、電気料金、洗剤代を節約できるため、手洗いよりも経済的であることが分かりました。

食洗機は、省エネだけでなく、時間短縮や衛生的にも優れているため、オール電化家庭にもおすすめです。

この記事が、食洗機導入を検討されている方の参考になれば幸いです。

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