「Linuxカーネルでの採用が進む次世代言語、Rust(ラスト)を勉強してみたい!」
「でも、手持ちのPCは Intel N100 搭載のミニPCやノートPC。このスペックで開発できるの?」
そんな疑問をお持ちの方へ。
結論から言うと、Intel N100搭載のWindows 11 PCでも、Rustの学習や個人開発は十分に可能です!
この記事では、プログラミング完全未経験の方でも迷わずに進められるよう、Rustの基礎知識からWindows 11への環境構築手順までを、実際の画面イメージに沿って解説します。
Rustは、Mozillaによって開発されたシステムプログラミング言語です。
近年、Google、Microsoft、AWSなどがこぞって採用し、ついに Linuxカーネルの開発言語 としても正式採用されました。
Intel N100は非常に優秀なCPUですが、Rustの「コンパイル(プログラムを実行ファイルに変換する作業)」は計算量が多いため、高性能なデスクトップPCに比べると少し待ち時間が発生することがあります。
しかし、学習用のコードや小規模なツール開発であれば、数秒〜数十秒の違いですので、学習の支障にはなりません。安心して進めてください。
それでは、実際に環境を作っていきましょう。
今回の環境
Rustのインストールには、公式ツールrustupを使います。
Windows上でRustを動かすには、Microsoft製の「Build Tools for Visual Studio」が必要です。
Rustのインストーラーが自動で検知してくれます。
ビルドツールの準備ができたら、再度rustup-init.exeが処理を進めます(または再度起動します)。
以下の選択肢が表示されます。
1) Proceed with standard installation (default - just press enter)
2) Customize installation
3) Cancel installation迷わず 1 を入力して Enterキー を押してください。
インストールが完了すると、Rust is installed now. Great! と表示されます。これで導入完了です!
Windows 11では「ターミナル」アプリが便利です。
rustc --versionバージョン番号が表示されればOKです!
実際にプログラムを作って動かしてみましょう。N100の実力はいかに?
cargo new hello_rustcd hello_rustcargo run初回はコンパイル(翻訳)作業が入るため、一瞬だけ間があるかもしれませんが、すぐに以下のように表示されるはずです。codeText
Compiling hello_rust v0.1.0 (C:\Users\...\hello_rust)
Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 1.23s
Running `target\debug\hello_rust.exe`
Hello, world!Hello, world! と表示されましたか?
Intel N100でも、このような基本的なプログラムなら一瞬で動作します!
ちなみに、デフォルトのソースコードは以下です。
fn main() {
println!("Hello, world!");
}Intel N100 PCで軽快にコードを書くなら、Visual Studio Code (VS Code) が最適です。
これを入れるだけで、コードの入力補完やエラーのリアルタイムチェックが可能になります。
お疲れ様でした!
Intel N100搭載のWindows 11 PCでも、問題なくRustの開発環境が整いました。
今回のポイント
Rustは「難しい」と言われることもありますが、コンパイラが親切で、安全性も高く、学ぶ価値が非常に高い言語です。
ぜひこのPCで、Rustプログラミングの世界を存分に楽しんでください!