Linuxを使い始めたばかりの方のために、最低限覚えておくべき20個の基本コマンドを厳選して解説します。
ディレクトリ操作の基本コマンド
pwd (現在位置の確認)
pwd # 現在のディレクトリパスを表示
pwd -P # シンボリックリンクを解決して表示cd (ディレクトリの移動)
cd /path/to/directory # 絶対パスで移動
cd ディレクトリ名 # 相対パスで移動
cd .. # 1つ上の階層に移動
cd # ホームディレクトリに移動ls (ファイル一覧の表示)
ls # 基本的な一覧表示
ls -l # 詳細情報を表示
ls -a # 隠しファイルも含めて表示ファイル操作の基本コマンド
mkdir (ディレクトリの作成)
mkdir 新規ディレクトリ名touch (ファイルの作成)
touch 新規ファイル名
touch file{1..3}.txt # file1.txt, file2.txt, file3.txtを作成
touch -t 202312011200 ファイル名 # タイムスタンプを指定して作成cp (ファイルのコピー)
cp コピー元 コピー先
cp -r ディレクトリ名 コピー先 # ディレクトリをコピーmv (ファイル移動・名前変更)
mv 元の名前 新しい名前
mv ファイル名 移動先のパスrm (ファイル削除)
rm ファイル名 # ファイルの削除
rm -r ディレクトリ名 # ディレクトリの削除システム管理コマンド
sudo (管理者権限実行)
sudo apt update # パッケージリストの更新
sudo apt upgrade # パッケージのアップグレード
sudo apt install パッケージ名 # パッケージのインストールchmod (権限変更)
chmod 755 ファイル名 # 権限を755に変更
chmod +x ファイル名 # 実行権限を付与テキスト操作コマンド
cat (ファイル内容表示)
cat ファイル名
cat > ファイル名 # 新規作成して入力less (ページ送り表示)
less ファイル名grep (文字列検索)
grep 検索文字列 ファイル名
grep -r 検索文字列 ディレクトリ名 # 再帰的に検索システム情報確認
free (メモリ使用状況)
free -h # 人間が読みやすい形式で表示ps (プロセス表示)
ps aux # 実行中の全プロセスを表示top (システム監視)
top # リアルタイムでシステム状態を表示ネットワーク関連
ip a (ネットワーク情報)
ip a # ネットワークインターフェース情報を表示システム操作
shutdown (システム停止)
sudo shutdown -h now # 即座にシステムを停止
sudo shutdown -h +10 # 10分後にシステムを停止reboot (再起動)
sudo reboot # システムを再起動まとめ
これらの20個のコマンドは、Linux Ubuntuを使用する上で最も基本的かつ重要なものです。日々の作業で実際に使用しながら、徐々に習得していくことをお勧めします。これらのコマンドをマスターすることで、基本的なLinux操作を効率的に行えるようになります。
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