Pythonのループ処理総まとめ:for文とwhile文の使い方から応用テクニックまで

Pythonでプログラミングを行う上で、ループ処理は欠かせない重要な要素です。効率的なコードを書くためには、ループ処理を適切に使いこなすことが不可欠です。この記事では、Pythonにおける主要なループ構文であるfor文とwhile文の基本から応用まで、網羅的に解説します。

for文:シーケンスを扱うループ

for文は、リストやタプルなどのシーケンスの要素を順番に処理する際に使用します。

基本的な使い方

fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
for fruit in fruits:
    print(fruit)

この例では、fruitsリストの各要素がfruit変数に順番に代入され、出力されます.

range()関数との組み合わせ

range()関数を使うと、指定した回数だけループを実行できます。

for i in range(5):
    print(i)

この例では、0から4までの数字が出力されます.

enumerate()関数の活用

enumerate()関数を使うと、インデックスと要素を同時に取得できます。

fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
for index, fruit in enumerate(fruits):
    print(f"{index}: {fruit}")

辞書のループ処理

辞書のキーと値を順に処理する場合は、items()メソッドを使用します。

fruits_dict = {"apple": 100, "banana": 80, "cherry": 120}
for fruit, price in fruits_dict.items():
    print(f"{fruit}: {price}円")

while文:条件に基づくループ

while文は、条件が真である間、処理を繰り返し実行します。

基本的な使い方

count = 0
while count < 5:
    print(count)
    count += 1

この例では、countが5未満の間、ループが続きます.

ループ制御

break文

ループを途中で終了させたい場合に使用します。

for i in range(10):
    if i == 5:
        break
    print(i)

この例では、iが5になった時点でループが終了します.

continue文

現在の反復をスキップして、次の反復に進みたい場合に使用します。

for i in range(5):
    if i == 2:
        continue
    print(i)

この例では、iが2の時だけ出力がスキップされます.

else節

ループが正常に終了した場合(breakで中断されなかった場合)に実行される処理を指定できます。

for i in range(5):
    print(i)
else:
    print("ループが正常に終了しました")

応用テクニック

リスト内包表記

簡潔にリストを生成できる強力な機能です。

squares = [x**2 for x in range(10)]

この1行で、0から9までの数の2乗のリストが生成されます.

ネストしたループ

ループの中に別のループを入れることで、多次元のデータ構造を処理できます。

for i in range(3):
    for j in range(3):
        print(f"({i}, {j})")

まとめ

Pythonのループ処理は、for文とwhile文を中心に、様々な機能と組み合わせることで柔軟な処理が可能です。基本を押さえつつ、応用テクニックも活用することで、効率的で読みやすいコードを書くことができます。ループ処理は多くのプログラムで重要な役割を果たすので、しっかりと使いこなせるようになりましょう。

にいやん

出身 : 関西 居住区 : 関西 職業 : 組み込み機器エンジニア (エンジニア歴13年) 年齢 : 38歳(2022年11月現在) 最近 業務の効率化で噂もありPython言語に興味を持ち勉強しています。 そこで学んだことを記事にして皆さんとシェアさせていただければと思いブログをはじめました!! 興味ある記事があれば皆さん見ていってください!! にほんブログ村